ドコモショップで機種変更しようとしたら、端末代とは別に「頭金」を言われて手が止まった。
ドコモショップの機種変更でかかる頭金は、端末代の前払いではなく、お店が独自に上乗せしている料金です。
払っても分割の支払い残高はまったく減りません。
店頭とオンライン申込みで、端末代のほかにいくら乗るかをまず並べてみます。
| かかるお金 | ドコモショップ (店頭) | ドコモ オンラインショップ |
|---|---|---|
| 頭金 | 0円〜2万円台 お店ごとに違う | 0円 |
| 事務手数料 | 4,950円 | 0円 |
| 端末代のほかに かかる合計 | およそ5千円〜2万5千円 | 0円 |
同じ機種、同じドコモの回線でも、申し込む場所を変えるだけでこれだけ差がつきます。
- 頭金が何のお金で、なぜお店ごとに違うのか
- いくらくらいが多いのか、iPhoneとAndroidで変わるのか
- 事務手数料4,950円との違いと、払うタイミング
- 来店前に頭金の金額を自分で割り出す手順
- 断れるのか、払ったお金は返ってくるのか
- 頭金なしで買って、設定だけお店に頼むといくらかかるか
ドコモショップの機種変更で払う頭金の正体と金額の目安

頭金とは端末代の前払いではなくお店が上乗せしているお金
ケータイ売り場で言われる頭金は、家や車を買うときの頭金とは中身が別物です。
家や車なら、先に払った分だけローンの残りが減ります。
200万円の車に50万円入れれば、残りは150万円です。
ところがスマホの頭金は、いくら払っても月々の分割の金額が1円も減りません。
端末代とは別に、まるごと足されるお金だからです。

なぜこんな仕組みになっているかというと、値段を決めている相手が違うからです。
街のドコモショップの大半は、ドコモ本体のお店ではなく、契約した販売代理店が運営しています。
そのお店で売る端末の値段は、ドコモから仕入れた金額に、お店が自分の取り分を足して決められます。
この足した分の呼び名が頭金です。
- 分割で表示される金額
ドコモが決めている上限で、ネット直販の値段と同じことが多い - 頭金として別に言われる金額
そのお店が上乗せした取り分 - 実際に払う総額
この2つを足したもの
店員さんが悪いことをしているわけではなく、値段の決め方としてそういう作りになっています。
とはいえ「頭金」という呼び方が誤解を生みやすいのは事実で、総務省と消費者庁は2020年に、総務省は2025年9月にも、買う側に向けて呼びかけを出しています。
お店ごとに端末の値段が違うこと、業界で使われる頭金という言葉の意味を知ったうえで、支払総額を見て決めてほしい、という内容です。
裏を返すと、知らないまま契約してあとから驚く人がそれだけ多いということでもあります。
頭金がいくらになるかは数千円から2万円台までお店しだい
頭金に決まった料金表はありません。
お店が自由に決められるので、同じ機種でも隣町のお店とは金額が違います。
実際に払った人の声を集めると、こんな幅になります。
| 金額の帯 | どんなお店に多いか |
|---|---|
| 0円 | ネット直販と同じ値段で売るお店 条件つきで0円にするお店 |
| 5,000円前後 | 安めに設定しているお店 家電量販店のドコモ売り場に多い |
| 8,800円〜16,500円 | 報告がいちばん多い帯 |
| 2万円前後 | 高めのお店 人気機種でこの額になる例も |
全国の平均を出した公の統計はないので、この幅はあくまで実際の報告からの目安です。
ただ、上と下で2万円以上ひらくのは押さえておきたいところです。
同じ地域でも、運営している代理店が違えば金額も違います。
2〜3店に電話するだけで数千円変わることもあるので、どうしても店頭で買いたいなら、その一手間が効きます。
iPhoneとAndroidで頭金が変わるのは機種の値段が違うから
iPhoneだから高い、Androidだから安い、というルールはありません。
それでも
「iPhoneの機種変更のときだけ頭金が高かった」
という話がよく出ます。
理由は単純で、多くのお店が機種の価格帯ごとに頭金を変えているからです。
10万円を超えるiPhoneやGalaxyの上位モデル、Xperiaのハイエンドは高めの帯に置かれやすくなります。
逆に3万円台のAQUOSやGoogle Pixelの手ごろなモデルなら、頭金も低めか0円というお店があります。
| 機種の価格帯 | あてはまる機種の例 | 頭金の出方 |
|---|---|---|
| 10万円以上 | iPhoneの上位モデル Galaxy S系 Xperia 1系 | 高めの帯に 置かれやすい |
| 5万〜10万円 | iPhoneの手ごろなモデル Google Pixel AQUOS sense系の上位 | 中くらいの帯 |
| 5万円未満 | エントリー向けの AndroidやDoCoMo取扱の廉価機 | 低めか0円の ことも |
つまり、iPhoneかAndroidかで分かれているのではなく、値札の高さで分かれています。
そしてこの区切りもお店ごとに違うので、機種を決めてから金額を聞くのが確実です。
頭金と事務手数料4,950円はお金の行き先も払い方も別
店頭で言われる金額が2つあって混乱する人が多いところです。
頭金はお店に入るお金、事務手数料はドコモに入るお金で、まったく別物です。
二重取りではなく、性格の違う2つが同時にかかっています。

店頭での機種変更にかかる事務手数料は4,950円です。
2025年9月5日に3,850円から上がりました。
少し前の情報を見て3,850円のつもりで行くと、千円ちょっとずれるので気をつけたいところです。
ネットからの手続きは、この事務手数料が今も0円のままです。
店頭で機種変更したときに端末代のほかにかかるお金を、まとめて並べます。
| 費用 | 金額 | 払う相手 と払い方 |
|---|---|---|
| 頭金 | お店ごと 0円〜2万円台 | お店へ その場で払う |
| 事務手数料 | 4,950円 | ドコモへ 翌月の請求に乗る |
| データ移行 サポート | 2,200円 | お店へ 頼んだ場合だけ |
| フィルム 貼付サポート | 1,100円 | お店へ 頼んだ場合だけ |
頭金が16,500円のお店なら、事務手数料と合わせて21,450円が端末代の外側で発生します。
格安のAndroidなら本体より高くなる計算です。
頭金は契約したその場で払うお金で月々の分割には乗らない
頭金は手続きをした当日に、その場で支払います。
お店の売上になるお金なので、月々のケータイ代と一緒の請求にはできないのがふつうです。
使えるのは現金かクレジットカードで、しかも一括払いです。
ふだんスマホ決済しか使っていない人が、財布に何も入れずに行って手続きが進められなかった、という話も出ています。
流れとしてはこうなります。
- 機種と料金プランを決める
ここまでは金額の話が出ないことも多い - 見積もりを出してもらう
ここで頭金と月々の分割額がそろって出てくる - 納得したら契約書にサイン
頭金の額は契約書に書かれる - その場で頭金を支払う
現金かカードの一括
金額は契約書に書かれますが、それが何のお金なのかまで説明されるとは限りません。
見積もりが出た時点でカードを財布に入れておけば、慌てずに済みます。
頭金という名前を使っていないお店の見分け方
ここが落とし穴になりやすいところです。
頭金という言葉を使わず、別の名前で同じお金を取っているお店があります。
「頭金は取っていません」
と言われて安心したのに、支払総額は高かった、という食い違いはここから起きます。
- 店頭お支払い額
- お持ち帰り価格
- 店頭販売価格
- 店舗手数料
呼び名が何であれ、判断のしかたはひとつです。
- 分割の金額とは別に、その場で払うお金がある
名前が違っても頭金と同じ性格のお金 - 聞くのは支払総額の一言
「端末代のほかに、今日ここで払うお金はいくらですか」で全部出る
この聞き方なら、呼び名の違いに振り回されずに済みます。
ドコモショップの機種変更で頭金なしにする方法と店頭サポートの受け方

来店前に頭金の金額を引き算で割り出す手順
頭金の金額は、お店に行く前に自分で見当をつけられます。
使うのは引き算ひとつです。

店頭で見せられる分割の金額は、ドコモが決めた上限がそのまま出ていることがほとんどです。
そしてその上限は、ドコモオンラインショップに出ている値段とそろっています。
だから、店頭で言われた総額からネットの値段を引けば、上乗せ分が浮かび上がります。
手順はこの3つです。
- ほしい機種の値段をネットで見ておく
ドコモオンラインショップの機種ページに出ている金額 - お店で端末代の総額を聞く
頭金という言葉が出てこなくても、総額なら必ず答えが返る - 総額からネットの値段を引く
残った金額がそのお店の上乗せ分
たとえば10万円の機種で、こんなふうに出たとします。
| 見る場所 | 出ている金額 | 意味 |
|---|---|---|
| ドコモ オンラインショップ | 100,000円 | 上乗せのない値段 |
| お店で言われた 端末代の総額 | 120,000円 | 上乗せ込みの値段 |
| 差額 | 20,000円 | これがそのお店の頭金 |
頭金という言葉を使わないお店でも、この引き算なら金額がはっきり出ます。
電話で頭金の額を教えてもらえなかったときも、総額さえ聞ければ同じ計算ができます。
頭金なしをうたうお店はオプション加入などの条件つきが多い
頭金0円と書いてあるお店は、たしかにあります。
ただ、なにかしらの条件とセットになっていることが多いです。
よく出てくる条件はこのあたりです。
- 指定されたオプションサービスへの加入
- タブレットやモバイルルーターの同時購入
- 家族まとめての契約や乗り換え
条件がつくのには、お店側の事情があります。
代理店は、端末やオプションの契約数に応じてドコモから報酬を受け取っています。
その収入が見込めるぶん、頭金をゼロにしても採算が合う、という作りです。
ひっかかりやすいのは、月額のかかるオプションで0円にしてもらったときです。
月500円のオプションを外し忘れて1年たつと、6,000円になります。
頭金を払ったほうが安かった、という逆転が起きる金額です。
契約したその月のうちに外す予定をカレンダーに入れておけば、まるまる得をして終われます。
頭金を断れるのか払ったあと返してもらえるのか
頭金だけ外して買うのは、基本的に難しいです。
頭金を含めた金額が、そのお店での端末の値段そのものだからです。
「頭金はいりません」
と伝えるのは、値札から一部を引いてくださいと言うのに近くなります。
交渉して下げてもらえたという声もゼロではありません。
ただ、お店や担当者しだいなので、あてにできる手ではないです。
返金についても、いったん払った頭金が戻ってくることはありません。
契約から8日以内に取り消す場合でも、頭金や事務手数料は戻らない扱いです。
金額に納得できないときは、その場でサインせずに持ち帰るのがいちばん確実です。
見積もりだけもらって帰るのは、なんの問題もない行動です。
頭金なしが確実なのはドコモオンラインショップからの機種変更
頭金を確実に0円にする方法は、ドコモオンラインショップで手続きすることです。
ドコモが直接運営している窓口なので上乗せがなく、事務手数料の4,950円もかかりません。
頭金16,500円のお店と比べると、それだけで21,450円の差になります。
金額以外の良さも並べておきます。
- 待ち時間がない
24時間いつでも、10分ほどで申し込みが終わる - すすめられて断る場面がない
不要なオプションを外す手間もない - 送料もかからない
2,750円以上の買い物なら無料 - 相談窓口はある
チャットやビデオ通話で料金プランの質問ができる
受け取りは宅配便で自宅に届きます。
ネットで申し込んで店頭で受け取る方法もありましたが、こちらは受付が止まっています。
申し込みの途中で選べる受け取り方法を見れば、そのときに使えるかどうかがひと目でわかります。
オンラインで買って設定だけ店頭に頼むといくらかかるか
設定やデータ移行が不安で店頭を選んでいる人にとっては、ここが分かれ目になります。
初期設定サポートが無料になるかどうかは、その端末をどこで買ったかで決まります。
ドコモショップで買った端末なら無料、それ以外で買った端末を持ち込むと1回3,300円です。
端末代のほかにかかるお金を、2つのルートで並べます。
| 費用 | お店で買って 設定も頼む | ネットで買って 設定だけ頼む |
|---|---|---|
| 頭金 | 16,500円 (お店の例) | 0円 |
| 事務手数料 | 4,950円 | 0円 |
| 初期設定 サポート | 無料 | 3,300円 |
| 合計 | 21,450円 | 3,300円 |
サポート代を払っても、差は18,150円ひらきます。
頭金のないお店で買えたとしても、事務手数料の4,950円は残るので、ネットで買ったほうが安く収まります。
アカウントの設定はいらなくてデータ移行だけ手伝ってほしい、という場合は2,200円です。
持ち込みでサポートを受けるときは、来店予約を入れておくと待たずに座れます。

ドコモショップの機種変更と頭金でよくある質問
細かいところで残りやすい疑問をまとめました。
頭金は一括払いで買っても取られるのか
一括でも分割でも同じようにかかります。
頭金は分割の頭出しではなく端末の値段への上乗せなので、支払い方を変えても消えません。
一括で買うつもりでも、総額を確認してから決めるのが安心です。
家電量販店のドコモ売り場なら頭金はかからないのか
量販店でも頭金がかかるところはあります。
ドコモショップより低めに設定している売り場が多いものの、0円とは限りません。
売り場ごとに違うので、行く前に総額を聞いておくと空振りせずに済みます。
オンラインで申し込むと端末が届くまでどれくらいか
在庫のある機種なら2日ほどで届きます。
申し込み自体は10分ほどで終わり、届くまでのあいだに古い端末のバックアップを進めておけます。
発売直後の人気機種は待ちが出るので、早めに申し込んでおくと確実です。
ドコモに問い合わせれば頭金をなくしてもらえるのか
ドコモ側から金額を動かすことはできません。
頭金を決めているのはお店を運営している代理店で、ドコモが指示している金額ではないためです。
金額を避けたいときは、別のお店を当たるか、オンラインで申し込むのが早道です。
まとめ:ドコモショップの機種変更の頭金はオンライン申込みに切り替えれば0円にできる
ドコモショップで言われる頭金は、端末代の一部ではなく、お店が上乗せしている料金です。
申し込む場所をドコモオンラインショップに変えるだけで、頭金も事務手数料もかからなくなります。
迷ったときに見るのは、この3つです。
- 端末代の総額はいくらか
ネットの値段との差が、そのお店の上乗せ分 - 今日その場で払うお金があるか
名前が頭金でなくても中身は同じ - その差額で何を買っているか
対面の安心に2万円の価値があるかどうか
設定が不安でも、端末はネットで買って、届いてから店頭でサポートだけ頼む道があります。
3,300円を払っても、頭金のあるお店で買うより1万円以上安く収まります。
次の機種変更では、お店に行く前にオンラインの値段だけ開いておくと、その場で損得の判断がつきます。
